SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−


「うわぁ。すげーなお前ら。アキバ系がかなり喜びそうだな!!」


って馬鹿にされた。

すかさずあたしは、

「先生も、モンパチ気取りで歌ってたね。下手くそだったけど。」

って強がり言っちゃった。


「ハハハ。下手くそって言われたなあ。だけど練習頑張ったんだけどな。」


そりゃああれだけ
上手かったら
練習したの分かるよ。



「だけど、歌ってるときに、ギャーギャーうるさかったのわどこのどいつかなあ〜?眞実ちゃん!!」

「陽菜〜!!もう!」


私が怒ると、

「お前ら、文化祭の時は余計にうるさいなあ。後でクレープ屋さんにもこいよ!!ほれ、ただで券やるよ。」




「ありがとう!!絶対いこうね眞実♪」

「うん!じゃあね先生!」



少し嬉しかった。
先生と久しぶりに
話したし。

先生がくれた券。
それが私には宝物だった‥‥


「ん?眞実の券の裏になんかふせんついてる?ゴミかなぁ〜」

券の裏を見ると
紙がついてた。

−放課後暇になったら、ラグビー部の部室に来て下さい。櫻井−


「先生からの手紙だー。放課後部室に来いって‥なんだろ?」


「へえ〜櫻井も中々やるね!!」

「ん?何か言った??陽菜!」

「なーんにも!!早くいこう!」


私は何のことか分からず
動揺した。

何だろ〜‥‥‥‥



私はあまり深く
考えずにいた。


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