SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−


すると先生はいきなり
私を抱きしめた。
先生の心臓の音が
聞こえた‥

先生の温もりか
私にひしひし伝わってきた。


「ごめんな。山村‥‥悲しい思いさせて。だけどな、今はなんとも言えないんだ。だから少し待っててくれ。」


先生が言ってくれた
この言葉。



私にはあまり理解できなかった。

「なんで謝るの?いつまで待てばいいの?」


私は子供だったかもしれない。

だけど、私には
その言葉は大きすぎて
分からなかった。




今の私なら理解できたかな?



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