SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−


そして兄ちゃんに
学校まで送ってもらった。


「お前くまできてるぞ!だせーな。」


「わかってるけど隠せなかったの!!!!早く荷物もってきてよ!!!」


「えっ??そこまで俺が?」


「当たり前じゃん!兄としての義務ですー!!あっ、陽菜〜」



私は陽菜に飛び付いた。


「朝から元気だね。おはよう!荷物は??忘れたとか!!」


「馬鹿じゃないから、忘れてません〜兄ちゃんが持ってきてる!ほら。」



「人使い粗い妹をもって大変だね〜〜」


兄ちゃんは嫌そうな顔をして
ガラガラスーツケースを
引きずっていた。


「お前足早すぎ!ほら、陽菜ちゃんだって一人で持ってんじゃん。お前だけだよ。」


「はぁ〜?聞こえない。」


私は陽菜の手をひいて
校門へ行った。


すると先生が立っていた。


< 146 / 181 >

この作品をシェア

pagetop