SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−
「ねえ?陽菜。髪くずれてない??」
今日は修学旅行だから
少しだけいつもとは
違う風に髪を巻いてみた。
「大丈夫!眞実はいつも可愛いから〜」
すると先生が、
「よう!今日も2人お揃いかあ!山村荷物は?まさか、忘れたか‥!?」
「だーかーら。あたし、そこまで馬鹿じゃないし。陽菜と同じ事言わないで!!」
「ごめんごめん。山村のことだからつい!で、荷物は??」
「はい‥‥てか兄貴をいたわれ!」
後ろからやっと兄ちゃんが来た。
「あぁ。山村のお兄さん!!久しぶりです。」
「あぁ、早紀のときの。おはようございます!いつも馬鹿妹が‥‥修学旅行でもお世話になります!」
「だけど、先生と兄ちゃん同い年だよね??」
だって先生は24歳。
兄ちゃんも確か24歳だった。
全然先生の方が若く見えた。