SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−
「そんな事考える暇があったら、早く体育館いけ!ケガとかすんなよ!!陽菜ちゃん頼んだよ!」
「はい!頼まれました〜」
「兄ちゃんありがとう!!」
と言うと照れたように
笑って手を振ってくれた。
そうは言っても結局
優しいんだよね。
後ろを見ると兄ちゃんと
先生は話しこんでいた。
「眞実のお兄ちゃん優しいよね。あんな兄ちゃんほしいよ。」
陽菜にそう言われるのが
ちょっぴり恥ずかしいけど、
やっぱり自慢の兄ちゃんだった。
「でしょ〜!絶対あげないけどね。」