SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−
先生は、この学校出身だって事。
ラグビーは高校、大学とラグビーをしている事。
いっぱい喋った。
こんな幸せな日々が
毎日続いたらいいなあ‥‥
そう感じた。
「あたしたち、気になってたんだけどね‥‥先生彼女いるの??」
不意に陽菜が、聞いた一言。
少し先生は沈黙して、
「うん。いるよ!生徒にはこんな話あんまりしないんだけど(笑)秘密だよ!」
なんだかあたしは吹っ切れて
「やっぱり!ラブラブみたいでいいなあ‥あたしも恋したい‥」
そう言ってしまった。
「できるよ。絶対に‥こんなに優しい顔してるんだから(^-^)」
と言って、席を立ちコーヒーを
注ぎに行った。
夕日に照らされた先生の顔は、
どこか寂しそうで
悲しそうだった。
あたしがその悲しい顔を
嬉しいあの笑顔に変える事が
できたらどれだけ幸せだろう‥
ねえ‥先生?
あたしはそんな大きい存在には
なれませんか?
先生があたしの顔を優しい顔と
言ったよね??
それは先生のおかげなんだよ?
知ってる?
あたしも先生の寂しそうな顔を
あたしにしてくれたみたいに、
魔法をかけてあげれませんか?