SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−
「グスン‥‥うん‥‥入っていいよ。」
あたしは、そっと扉をあけて
入った。
多分泣いていたんだ。
目が腫れてる。
「話は兄ちゃんから聞いたよ。あたしに、相談してくれれば‥‥‥‥」
そう言った途端に、
あたしの胸に姉ちゃんが飛び込んできた。
いつもは頼りがいがある姉ちゃんも、今日はすごく女の子だった。
一人の恋する女の子だったよ。
その後は、
相手の事‥出会い‥
そして、いっぱい話してくれた。
相手の人とは今しているバイト先で出会った7つ上の人。
姉ちゃんの一目惚れ。
相手の人には奥さんがいるのは
知っていたケド、
付き合いだした。
「辛い恋だし絶対叶うわけないもん。奥さんいたし‥ケド大好きだった。付き合って後悔した事は一回もなかった。だから‥‥‥」
と言うとまた泣き、
姉ちゃんの一途な想いが伝わってきた。