SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−
「実はね、あたしも姉ちゃんに隠してる事があるんだ‥‥こんな時だけど‥聞いてくれる??」
と、言った。
今のキモチ姉ちゃんなら
わかってくれるはず。
そう信じて言った。
先生が大好きな事。
先生には彼女がいる事。
そして本気だって事‥‥‥。
すると姉ちゃんは、
「あたしと似てるね‥‥姉妹は怖いなあ(笑)」
と言い少しはにかんだ。
「眞実‥‥よく聞いてね。あたしは、眞実には同じ経験はしてほしくない。ケド大好きならそのキモチ貫いてほしい。だってかけがえのない人だもんね。半端なキモチで好きになったわけじゃあないもんね。だけど、先生にも今はかけがえのない人がいる。だから眞実、少し笑ってみて??」
「そう!その笑顔。先生にもその笑顔を見せてあげな、それで先生も元気になるような、明るい生徒になりな。それが今できる精一杯の眞実らしさ。付き合うだけが全てじゃないんだよ。付き合うとか考えるのは次。今は、先生を元気できるような存在になるよう頑張りな。」
と真剣にあたしの目を見て
言ってくれた。