SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−
少し落ち着くと、
先生はあたしたちと一緒に
病院についてきてくれた。
先生が車を運転してくれて、
その車中で兄ちゃんから
全て聞いた。
あたしが学校に行った
数時間後‥
兄ちゃんが姉ちゃんを
起こしに部屋に行くと、
返事がなかった。
嫌な予感がした兄ちゃんは
ドアを開けると
首を吊った姉ちゃんがいた。
姉ちゃんの横には
家族一人一人にあてた遺書
そしてアルバムがあった。
「ほら、お前に書いた‥‥」
兄ちゃんから渡された手紙は
あたしの好きなお姉ちゃんの
温かさがまだ残っているようだった。