SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−
憧れの笹川君からの告白。
やばっ!!うれしいなあ‥
とか余韻にひたりつつ、
運動場を歩いていたら
「先生だっ!!」
とっさに、走って逃げた。
なんでだろう‥‥
見られたくないなってキモチ。
先生も絶対に不審に思っただろうに。
全力で走って逃げていき、
あたしは教室にもどると‥
「おっかえり〜〜!やっぱり告白だった?」
のんきな、陽菜の声。
「あれ?梓季と麻友美は!?」
「部活に行ったよ(^-^)で、どうだった!?」
あたしは一部始終を陽菜に
話した。
「笹川君って、一途だなあ〜。で、返事は何て??」
「一応来週まで待ってもらう事にした。何かモヤモヤしてさ‥」
そう。
すごくモヤモヤしたキモチ。
何だろう。
嫌とかじゃなく何か‥‥
わからない。
少しの沈黙の後、陽菜が
立ち上がって、
「行こう!!!」
と、あたしの手を引っ張った。