SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−
沈黙の後に先生は、
涙を流していたのにあたしは
気付いた。
「ごめん‥‥目に砂が‥。」
そういうと、蛇口に行き、
顔を洗った先生。
あの厚い背中。
その向こうでは涙を流してた先生。
あたしはまだ理解できて
いなかった。
その涙の訳に‥‥‥。
先生も悩んでいた。
あの辛そうな顔をして、
涙を流して。
そんな事あたしは
知るよしもなかった。
先生が走って帰ってくると
「ごめんな。目に砂が(笑)えーと部活行くか?」
と、先生は何事もなかったようにいった。
「うん!!」
と、あたしは言い先生は
走って部活に行きあたしも
それを追うように部活に行った。
先生の涙が気になりつつも
あたしは、ダッシュで走った。