SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−

*先生目線*



《お前を守りたい》


そう思った。

その守りたい相手。

彼女でもなく

そう、川本眞実。



俺は、彼女もいる。

もう4年も付き合っていて
幸せだ。
ダメなこと‥‥‥

そんな事わかってる。

ケド、こんな気持ちしたこと
なかった。

これが本当の恋なんだな。



川本があの日初めて、俺に話しかけてきてくれた

「櫻井先生!!部活ですか??」
たったその一言が

俺は嬉しかった。

つい俺は、照れ隠しに
優しめの口調で

「そうだよ。ラグビー部でね(^-^)暑くて死にそうだよ!君は??勉強?」


お前は知らないかもしれないケド、

かなり緊張してた。

英語を教えながらも
気になったお前が‥‥



あの日以来、話すようになり

テスト3日前‥。

また、俺に勉強を教えにもらいに来たのか!!

違う。佐光先生か‥‥

ケド、陽菜が
「先生ー!!櫻井先生!眞実が英語教えてほしいんだってー★」


と言ってくれた時。


俺はすげー嬉しかった。

正直、佐光先生と話してたの

妬いてたな‥。



で、俺が英語を教えてて俺と川本の距離が

近くなった時。


俺は気付いた。



『お前が好き』




ケドお前たちが
彼女の存在を聞いたとき、

「うん。いるよ!生徒にはこんな話あんまりしないんだけど(笑)秘密だよ!」


と言った俺。

すげー辛かった。


言いたくなかったケド‥‥

言わなきゃダメだった。


お前を思っての事だった。

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