SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−
お姉ちゃんが亡くなって

涙を流すお前を見て、


《俺がお前を守る》

そう思った。

俺がお前の支えになる。

半端な気持ちで
言いたくなかった。

好きの言葉。

だから、彼女とも別れた。

ケド、川本には言わなかった。

川本が知ったら心配してくるに
決まってる。



川本、お前は知ってたか?


俺はお前が好きだ。



だけど、教師と生徒としてではなく、

一人の人間として男として


お前が好きだ。



笹川から、

「先生。少し頼み事が‥」

と言われた後に知った。


川本も俺が好きだという事。



「‥‥だから、先生俺に用事があるから呼ばれたてだけ、言って下さい。川本、先生に本気だから。」





川本も悩んでたんだな。

わかってやる事ができなかった。

すまないな‥‥‥


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