SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−

「美樹。お前とはもう別れたろ!!未練も残ってない。
俺には守らなきゃいけない
やつができたんだ。わかってくれないなら
また会って話そう‥今学校なんだ。切るぞ。」



と、先生は話していた。

おそらく相手は彼女だろう。

私はびっくりした。


彼女と別れた‥?

守らなきゃいけないやつ‥??



不安と疑問がよぎった。


「山村??どうした?洗濯終わったか?」


私は涙を流していた。


「先生??守らなきゃいけないやつって誰?」

あたしは率直にきいた。
先生はとまどう顔をして
あたしに、

「それは秘密!お前さっきの、電話始めからきいてたのか?」

あたしは初めて先生に
嘘をついてしまった。

「ううん。守らなきゃいけないやつがいる。しか聞けなかった。盗み聞き得意なのに★」
とごまかした。


先生は安心した顔をして、

あたしの頭をポンと叩き

「山村今日は帰れ!後は川本とするから!顔色わるいぞ。」

と言われた。

陽菜は、足速にあたしのとこにきて

「眞実大丈夫??顔色すごい悪い。あとはあたしがしとくから!」


と陽菜に言われるがまま

あたしは家に帰った。



< 79 / 181 >

この作品をシェア

pagetop