SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−
「ねえーねえー眞実??先生本気?」

陽菜から出た一言。
いきなり出てくるとは
思わなかった言葉だった。

あたしは動揺して、

「違うッてば!好きじゃないよ」

そう言ってしまった。

「あたしは本気でもイイと思うよ。好きな人がいる事は大切だし♪眞実の恋なら、なんでも応援するからさ。抱え込まないでね!」


その、陽菜の言葉が

今日はやけに泣けてしまった。

まるであたしのキモチを

見透かして言うようで、

温かくなり、あたしは陽菜に抱き着き泣いてしまった。




「陽菜ーありがとう‥‥うれしい、あたし先生大好き本気なんだ‥今まで言えなくてごめん。陽菜にはやっぱり、言うべきだった。なんか怖かったんだ‥」


思っていた全てを

陽菜の胸の中で言った。

先生が好きだった事

辛かった事

いっぱいいっぱい泣いて、

いっぱいいっぱい喋った。


陽菜はお母さんみたいに

優しく頭をなでて、

「あたしには何でも言っていいんだよ。いつでも眞実の味方だから。」

それだけ言ってあたしを

そっと抱きしめてくれた。

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