SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−
さっきまで視界にあった
先生がいない。
目線を下に移すと
「先生??せんせー!!!!」
あたしは叫んだ。
無我夢中に。
とにかく冷静にならなきゃ。
「陽菜。近くの先生呼んで救急車呼んでもらって!!あと保健の先生も。」
「わかった!」
あたしは倒れた先生をみて
無我夢中に名前を叫んだ。
涙なんかぬぐう暇すら
惜しかった。
このまま先生が
死んだら。
そう考えただけで
背筋がゾクゾクした。