SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−
第6章
明日への希望
あの日、あんなに泣く彼女をみて
あたしは先生を愛してるんだと
感じた。
あたしは先生の幸せ奪おうと
してた。
あたしは大きな大きな決意をした。
「先生を忘れる」
そう決めた。
大人な先生に対するあたしなりの大人な決意だった。
これが大人じゃないって
言う人もいるかもしれないけれど
決めた。
私は彼女に、先生の部活もやめて、先生とはあまり関わらないようにする。ここで会ったことも、絶対に言わない。今まで通り先生に接していく。と言った。
彼女は「ありがとう。」
と言い、あたしを見つめた。
あたしは明日へ生きる希望を
忘れた。
先生という幸せを忘れることにした。