青空に、思いを
遥とあゆみがついたところは、体育館近くの気味の悪いトイレだった。
電気はスイッチを押しても点灯しないし、使う人はあまりいない。
「金山さん・・・行きたいところってトイレなの・・・?」
「そうよ。ここなら、誰にも邪魔されずにあんたをいじめられるでしょ?いじめるのにピッタリね」
あゆみがびくりと体を震わせるのが分かった。
「さぁて、何からやろっかな~」
遥は近くにホースが置いてあるのに気付いた。
もしかして、水をかけるつもり?
私は、少しずつばれないようにトイレの入り口に近づいた。
遥はホースを蛇口につなぎ、思いっきりひねった。
バシャッ!と音がしたとき、私はあゆみの腕を引っ張った。
あゆみは少し足が濡れただけで、私は頭から足まで全身ずぶ濡れだった。
「・・・なんであんたがそこにいるのよ!」
「いじめはよくないってさっき葵が言ったでしょ!なんでそんなことが平気でできるの?私は遥がわかんない!っていうか早く水止めてくれない?もっと濡れるじゃん!」
遥は水を止めずに、ホースをタイルの床に落とした。
床が水でいっぱいになっていく。
「これ、あんたが片付けてよね!葵とあみ、絶対許さないから!」
遥はイライラしながら、その場を去って行った。
電気はスイッチを押しても点灯しないし、使う人はあまりいない。
「金山さん・・・行きたいところってトイレなの・・・?」
「そうよ。ここなら、誰にも邪魔されずにあんたをいじめられるでしょ?いじめるのにピッタリね」
あゆみがびくりと体を震わせるのが分かった。
「さぁて、何からやろっかな~」
遥は近くにホースが置いてあるのに気付いた。
もしかして、水をかけるつもり?
私は、少しずつばれないようにトイレの入り口に近づいた。
遥はホースを蛇口につなぎ、思いっきりひねった。
バシャッ!と音がしたとき、私はあゆみの腕を引っ張った。
あゆみは少し足が濡れただけで、私は頭から足まで全身ずぶ濡れだった。
「・・・なんであんたがそこにいるのよ!」
「いじめはよくないってさっき葵が言ったでしょ!なんでそんなことが平気でできるの?私は遥がわかんない!っていうか早く水止めてくれない?もっと濡れるじゃん!」
遥は水を止めずに、ホースをタイルの床に落とした。
床が水でいっぱいになっていく。
「これ、あんたが片付けてよね!葵とあみ、絶対許さないから!」
遥はイライラしながら、その場を去って行った。