映画


何事かと後ろを振り向くと…





そこには悠里くんがいました。






頭が真っ白になりました。






すると、遠慮がちに……



ごめん……



嫌で泣いちゃうほど俺のこと嫌いなのかもしれないんだけど、でももう俺が無理なんだ…


自分の気持ちばっかり押し付ける最低な男なんだ、俺は。



でも、これで、諦めるから…


だから、お願いだから今だけは俺を、受け入れて……くれませんか…




そう言うと、抱き締める力を更に強くするんです。





もう、そんなことを言うからが好きで好きで、胸のなかがぶわぁってなって、堪らなくて、また泣いてしまいました。





私、私も最低なんですよ……ぉ…


どんどん、欲張りになっていっ…、て……っく…ひっく…


ま、前、まで、は……っ…が、我慢…我慢できたのにぃっ…ぃっく……


さ…き、ゆ、うりくん、っぅ…に……、だ、だき、し……め、て…っぅ…も、もらっ…て…


なのにぃ……て…て、がはなさ…っ……れ、て…


すっごく、す…、すごく……さびし、くなっ……って……ぅ、ふぇ…


も…めちゃ、くちゃぁ……


ふぇ…えっく……たな、いぃ…


きたないよ、ぉ…




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