愛しの彼女…愛しの彼…
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「布団に入ってくださいってことですよ。
何考えてるんです?先輩。」
「な、なにも・・・」
これだから、先輩と話すのが楽しいんだ。
少しからかえば、真っ赤になってオドオドする。
かわいい・・
「あの・・
ベッドはなくて・・・」
「はぁ?」
「ベッドは置いてないの・・・」
「あぁ、そうなんですか。」
下を向いて、何を言ってるのかと思ったら、ベッドがないことをオレに伝えてる。
まぁ、オレが”ベッド”って言ったからね・・
玄関からずっと思ってるけど、きれいにしてるじゃん。
慌ててきれいに片付けることとかしなくても、十分じゃん。
ダイニングキッチンと、襖で隔てた奥は寝室になってるんだろう。
奥の部屋には布団が敷いてあった。