青空ライン~君が居た青春~
「まぁ……日向に直接聞いてみなさいよ。」
「うん……。」
なんだろ……この気持ち……聞くのが怖いよ……。
私って日向の一番近くにいたと思ってたのに……、違うんだね……。
ふとステージの方を見ると、もう違うアイドルが歌っている。
「ねぇ、あれ……遼くんじゃない?」
「え?!……ほんとだ……!」
りょーちゃんのステージ見るの、初めてだぁ……!
りょーちゃんは私の方をみて笑っている。
……私の方をみて笑ってる?!
よく見るとりょーちゃんは私にウインクしていた。
それに私は笑顔で手をふった。
「ほんと、愛されてるわねー。羨ましっ!」