青空ライン~君が居た青春~
「……はぁ。やめろよ、波瑠が苦しがってる。」
そう言ってりょーちゃんは私からゆーちゃんを引き剥がす。
「あら!ごめんなさいね~。」
「ゆーちゃん、彼女いるんだからあんまりこういうことするなよ……。」
「あー……そうねぇ。嫉妬させちゃうわよねぇー。」
えっ!
ゆーちゃんって彼女居たの?!
……い、意外すぎるっ。
――ガチャ
いきなり楽屋のドアが開いた。
……誰?
「失礼します……。遊佐、来たよ。」
いきなり入ってきたのは、ショートカットの髪で足の長いカッコイイ女の子だった。
「茉優!……来てくれたの?!昨日は行かないって言ってたじゃない……。」