青空ライン~君が居た青春~


「……はぁ。やめろよ、波瑠が苦しがってる。」


そう言ってりょーちゃんは私からゆーちゃんを引き剥がす。


「あら!ごめんなさいね~。」


「ゆーちゃん、彼女いるんだからあんまりこういうことするなよ……。」


「あー……そうねぇ。嫉妬させちゃうわよねぇー。」


えっ!
ゆーちゃんって彼女居たの?!
……い、意外すぎるっ。

――ガチャ

いきなり楽屋のドアが開いた。
……誰?  


「失礼します……。遊佐、来たよ。」


いきなり入ってきたのは、ショートカットの髪で足の長いカッコイイ女の子だった。


「茉優!……来てくれたの?!昨日は行かないって言ってたじゃない……。」







< 149 / 701 >

この作品をシェア

pagetop