青空ライン~君が居た青春~
*Ⅰ*打ち上げstart☆
私達は関係者入口に着くと、もうロケバス(打ち上げ場所まで行くから事務所に貸してもらった)はきていた。
そして美緒子に先に乗れと促され、私はロケバスに乗った。
「波瑠おそーい!」
「お腹すいたぁー!」
「早くいこー。」
「眠い……。」
私が乗り込むと口々に文句を言う皆。
……なんなんだ、この自由さ……。
これが人気アイドルの素顔の姿だと思うと虚しい気持ちになるね……。
「ごめんってばー、早く行くから待って!」
と、私は言って運転手のマネージャーに声をかけた。