青空ライン~君が居た青春~
*Ⅰ*決めたこと。
私達は皆の居るところへ着くと、テントを組み立てた。
それも終盤にかかったころ、琉生くんが私を呼んだ。
「あ、波瑠!優斗!こっち来てくれ!」
「どしたの~?」
なんだろう?
……ていうか、いい匂い……♪
「もう肉、焼けてるから食べてこいよ。後は俺と祥也で組み立てておくから。」
そんな優しいことを言ってくれる琉生くんと祥也くん。
でも悪いよなぁ………。
そんな私の隣で、目を輝かせている優斗くんが、
「ほんと?ありがとう、琉生くん、祥也くん!……行こう、波瑠ちゃん!」
と、言った。
「えっ、あっ、うんっ!……二人ともありがとう!」
……優斗くんがそう言うなら、合わせておいたほうがいいよねっ!