青空ライン~君が居た青春~


「波瑠、はいっ。」


そう言ってりょーちゃんは私にお肉をくれた。
美味しそう……!!


「お、美味しそう……!ありがとう、りょーちゃんっ♪」


「ん。いっぱいあるから食べなよ?」


「うんっ!」
 

回りを見ると、山盛りに積まれた肉があった。
……あれ、何㎏あるわけ……?
  
いくら育ち盛りの男子高校生が集まってるからって……こんなに食べるの?!


「ねぇ……肉こんなにいる……?」


私は特にどうでもいい話だけど、りょーちゃんに聞いてみた。


「いるに決まってるじゃん。俺はあんまり食べないけど。」

 
「えっ!りょーちゃんただでさえ細いんだからもっと食べなきゃダメだよっ?」  


りょーちゃんって昔から体型は細くて、女の私でも細すぎて心配するくらい手足とかすっごく細いんだよね……。




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