青空ライン~君が居た青春~

 
「……はぁ。波瑠、母さんみたいなこと言わないでよ。最近は波瑠のおかげで結構食べてるし大丈夫。」
  

「ほんと?ならいいけど……。また病気になって離れるのはもう嫌だよ……?」


りょーちゃんと会えなくなって辛い思いは二度とそんな思いしたくない……。


「俺だって嫌だよ。……あんま心配すんな。大丈夫だから。な?」


「うん……。」


りょーちゃんは私が頷くと、優しく私の頭を撫でた。

……りょーちゃん……。

ずっと一緒に居れるよね?

私はずっとりょーちゃんの横顔を見ていたいよ……。

りょーちゃん……好きだよ……。
私が人を愛すことはもう二度とできないだろうけど。
……思うことだけは別にしてもいいよね……?







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