青空ライン~君が居た青春~
まさか優斗君は昔、モデルだったとか……。
……あ、、、!!
「優斗君!!優斗君こそモデルやってたよね?!私、優斗君と一緒に撮影して仲が良かったこと、今思い出したよ!」
「えっ。……波瑠ちゃん、覚えてくれてたの……?」
私が覚えてるって言うと、心底驚いた顔をする優斗君。
あ、最初会ったときに言わなかったからビックリするよね。
「うん!!泣き虫だった優斗君だよね!眼鏡かけてるから全然わからなかった。」
「あはは~。僕も波瑠ちゃんの雰囲気が全然昔と変わってて全然わかんなかったよ!」
私と優斗君はすっかり昔の話に盛り上がってしまった。
……でもあの日の事はどんなときだって忘れてないよ……。
優斗君、元気にアイドルしてたんだね……。
「あのぅ……昔話してる途中、悪いけど、二人の世界にあんまり入り込まないで?」
すると申し訳なさそうに浩輝君が止めてくれた。
ごめん、浩輝君と祥也君の事、すっかり忘れてたよ……。