青空ライン~君が居た青春~


「えー!波瑠にゃん今日はstill kingなのー?」


「うん……ごめんね。」


そんな顔されたら行けないよー!!
でもほんと可愛いー……。
  

「波瑠ー!!」


そんな話をしていると、廊下側の窓から私の名前を叫んでいる人がいた。


「あ、千晴先輩。おはようございます♪」


「おはよう波瑠♪……じゃなくて!」


……?
私の頭にははてなマークが浮かんだ。


「西園寺学院アイドル科合宿のミーティング明日だから朝におれのところに取りに来てしおりを配れってあれだけ言ったのに!」  

「あーーー!!すっかり忘れてました!先輩、すいません……。」


自分ったらバカだ……。
いくら昨日、あんな話したからって。


「まぁー、いくらしっかりしてる波瑠でも忘れることはあるからなっ、大丈夫だ♪」


そして千晴先輩は人懐っこい笑顔を見せた。

「千晴先輩……。ありがとうございます。」


千晴先輩ってほんと優しくて頼りになってすっごくいい先輩……!! 
そして先輩のすべてが可愛すぎる……!!




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