青空ライン~君が居た青春~
「波瑠にゃーーーん!遅れてごめーん!皆、揃ったよー♪」
噂をすれば……。
……あ、皆で来たのか……。
だから遅かったと言うわけだ。
そしてタイミングよく、バスも来た。
「おはよう、今ちょうどバスが来たよー。」
「わー、ほんとだ!!やっほぅ!」
そう言って浩輝くんはバスへと走っていった。
「波瑠、遅れてすまんな、あのアホが皆で集合場所に行きたいとか言い出してな。」
「いやいいよ~、皆で来てくれたから、めんどくさいことにならなかったし。」
「なら良かった。」
祥也くんはホッと胸をなでおろす。
……アホとか言いながら、それに付き合っている祥也くんっていい人だと思うよ、ほんと。