青空ライン~君が居た青春~


「波瑠にゃーーーん!遅れてごめーん!皆、揃ったよー♪」  


噂をすれば……。
……あ、皆で来たのか……。
だから遅かったと言うわけだ。

そしてタイミングよく、バスも来た。


「おはよう、今ちょうどバスが来たよー。」


「わー、ほんとだ!!やっほぅ!」


そう言って浩輝くんはバスへと走っていった。


「波瑠、遅れてすまんな、あのアホが皆で集合場所に行きたいとか言い出してな。」


「いやいいよ~、皆で来てくれたから、めんどくさいことにならなかったし。」


「なら良かった。」

 
祥也くんはホッと胸をなでおろす。
……アホとか言いながら、それに付き合っている祥也くんっていい人だと思うよ、ほんと。


< 184 / 701 >

この作品をシェア

pagetop