青空ライン~君が居た青春~
……ぶっ倒れたりしねぇよな……?
波瑠がぶっ倒れたりしたら、いろいろヤバイことになるからな……。
「あっ!昨日の会議で私、star - meicarとstill kingだけじゃなくて、他のユニットもフェスの準備のお手伝いをすることになったんだ!」
はぁ?!
ふたつのグループでも大変なのに?!
「えっ、ほんとか、波瑠!!」
「俺、波瑠ちゃんが手伝ってくれるんだったら真面目に練習しよー。」
「嬉しいのぉ~♪」
やはり驚いているのは俺だけじゃなかったようで、3人もすごく驚いていた。
「はい♪フェスは8月末ですからね、まだプロデューサー科の生徒は私一人ですし。フェスが11月くらいだったらプロデューサー科の生徒は一人増えて、プロデュースできる時期なんですけど。」
……マジかよ……。
プロデューサーは一人でいいだろ。
……でもそれだと波瑠の負担が大きいか……。
「そうかー、もう一人増えるのか。」
千晴が感心したように言う。
「そうなんですよー、でも、4月になったらもっとプロデューサー科の生徒は増えるので、アイドル科の生徒も、より良いアイドル生活を送れるんじゃないんですかね?」