青空ライン~君が居た青春~
ちょっ、ちょっと!!
……もういいや……。
ていうか、この人……ルイルイってもう一人のメンバーだよね?
えーっと……琉生君だっけ。
「えっ?!伝説のholy wayのハル?!ハルが噂の女子転校生?!」
私がholy wayのハルだというと、琉生君の表情が豹変した。
そんなに驚くことかなぁ?
「うん、そーだよ~。琉生君はholy way の大ファンなんだよ~。あ、でもこの事は内緒だよ!」
優斗君がすかさず超大事な事を言う。
……そうだよ!それを言わなくちゃ!!
私は心のなかで優斗君にお礼を言う。
ていうか、琉生君ってholy wayの大ファンなんだぁ……!
超嬉しい……♪
「わ、わかった……。」
あ、とりあえずあいさつしておいた方がいいよね……。
「……あの、神里波瑠です……。優斗君達と同じクラスに転校してきました。よろしくお願いします。」
「あ、え、あ、よ、よろしく……。」
私があいさつすると、動揺しながら返事が返ってきた。
「もう二人とも堅いよ~。」