青空ライン~君が居た青春~
「私……2曲目は個人的に切なくて好きだなぁ……。」
特に、歌詞が……。〈ずっと君のことを見ていても、きっと君は気づかない〉のところとか……。
「ふふ、2曲目はりょーちゃんが歌詞を付けたのよー♪いい歌詞でしょ?」
「うん!」
そっかぁ、やっぱりりょーちゃんが……。
りょーちゃんって昔から替え歌とかもうまかったしなぁ。
私はベランダにいるりょーちゃんを見た。
……りょーちゃん、呼びにいこうかな。
私は席をたつ。
そしてゆっくりとベランダにいるりょーちゃんに近づく。
「……りょーちゃん……新曲、すっごくいい曲だった。」
「波瑠。……使えそう?」
りょーちゃんは私の方を見て、笑ってくれた。……りょーちゃん……その笑顔は反則だよ……。
「勿論っ♪」