青空ライン~君が居た青春~
*Ⅰ*好きという気持ち
***
アイドル達が寝静まった頃、私は一人自分の部屋でミシンを使っていた。
――ガタガタガタガタガタ……
「はぁ……全然終わらないし頭いたい……。」
時計を見ると、もう朝6時。
……こんなに時間経ったのか……。
「飲み物買ってこようかな……。」
私はゆっくりとドアを開けて、薄暗い廊下を進んだ。
うう…頭痛い……。
誰も起きてないよね……。まだ朝6時だし。
私は階段の踊り場で座り込んでしまった。……気持ち悪い……。
こういうときこそ飲み物だよね……。
私は一度、おりたたんだ足をもう一度伸ばし、ふらふらしながらも歩いた。