青空ライン~君が居た青春~
目を開けると、ぼやけた視界はだんだんクリアになっていく。
目の前には、りょーちゃんと優斗くんが居て、ベッド脇にはstill kingのメンバーとstar - meicarのメンバーが心配そうにこっちを見ている。
「りょー…ちゃ…ん…。」
「……!波瑠!大丈夫か?!」
りょーちゃんは心配そうに手を私のおでこにあてる。
「熱はまだあるから……寝とけよ?」
「うん……、心配かけてごめんね。」
「波瑠ちゃん……ごめんね、仕事を押し付けちゃうようなことをして……。」
まるで飼い主に怒られた子犬のようにしょげる優斗くん。
「んなことないよ!これはプロデューサーの仕事だし……アイドルである皆に手伝ってもらう義理はないよ?」
「でも……。」
まだ納得していなさそうな優斗くん。
……大丈夫なんだけどなぁ。