青空ライン~君が居た青春~
*Ⅰ*言えない
***
――star - meicarレッスン室
私は勢いよくレッスン室の扉を開けた。
――ガチャ
「おはよう、迷惑かけちゃってごめんね。」
「おはよう!全然大丈夫だよ~。」
「良くなってなによりだ。」
「波瑠にゃんがいなくて寂しかったよ~。」
「ちょっとは進んだぞ?ちゃんとできてる自信はないけど。」
全員、私に声をかけてくれるのがどれだけ私が嬉しいか。
……star - meicarの皆はほんと、優しいよ。
「皆、ありがとう♪なにが進んだの?」
「えーっとな、ダンス振り付けが一通り決まったんだ。俺たちもほとんど覚えたし。」
え?!
ダンス振り付けが一通り決まった?!
「すごっ!嘘でしょ?!見せて見せて!!」
「波瑠にゃん、そんなに見たいの~?」
「うんっ、見たいっ!」