青空ライン~君が居た青春~


「波瑠先輩、確かstill kingのプロデューサーですよね?いつも柊がお世話になってます。」


そう言って千雪くんは深々と頭を私に下げた。
……柊くん?!

 
「なんで柊くんのこと……。」


「幼馴染みなんですよ、柊は。」


「あー……。」


……なんで私のことをしってるんだろ?!
西園寺学院中等部の生徒だよね?


「なんで私のこと知ってるの?」


「あー、なんというか有名ですよ、波瑠先輩は中等部でも。すごいプロデューサーだって、噂になってるんです。」


私、中等部でも噂になってるのか……。
でも、すごいプロデューサーって言われるのは嬉しいなっ♪


「とくに僕達3年の生徒は来年、高等部になるので……波瑠先輩にプロデュースをしてもらいたいという奴がいっぱいいるんすよ。」


千冬くんが、千雪くんの言ったことを補足するように続いて言う。


「そっかぁー。3年生だから、来年は同じ校舎だね~♪」 


「その時はいろいろよろしくお願いします。」





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