青空ライン~君が居た青春~
「よし、おっけーです、千晴先輩!」
「おー、ありがとな♪」
「これくらいなんてことありませんよー♪……じゃ、最後の合宿日、頑張ってくださいね!」
私は席をたって、レッスン室の扉を開けた。
「「ありがとうございましたー♪」」
「ありがとうございました。」
「こちらこそー♪ばいばーい♪」
私はお礼を言ってくれた皆にむかって手を振り、静かに扉を閉めた。
ふふ、pom flowerにも頑張ってほしいな♪
そう心のなかで思っていると、廊下の時計は19:00を指していた。
……あ、もうこんな時間じゃん、早く帰る準備しないと。
私は少し暗くなった廊下を走った。