青空ライン~君が居た青春~


――君がいる場所
 
――それはいつもここだったね

――でももう君の場所はここじゃないのは

――わかってる

――そんな事実に泣いてしまった

――ずっと君の隣だったから

――でも君は笑って僕に言ったね

――ここじゃなくても会えるよって

――でも僕はずっとここで待ってる

――君が帰ってくるその日まで


……どの目線で書いたんだろう、この歌詞……。
わからないけど、とっても切なくて、それでも勇気をもらえるような……。

メンバー達は歌い終わり、一人一人の最後の言葉を言っていきステージを降りていく。

そんな言葉は僕には聞こえなくて。
さっき波瑠ちゃんが泣いていた顔が忘れられなかった。

波瑠ちゃん……。

……波瑠ちゃんのところへ行かなきゃ……。

側に誰かがいてあげなきゃ……。

それに僕が相応しいとは思わないけど。

行かなきゃ……!




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