青空ライン~君が居た青春~
僕はたまらなくなって波瑠ちゃんを抱き締めようとした、その時。
――ガチャッ
「波瑠っ!」
「波瑠にゃんっ!」
「波瑠先輩!」
「波瑠ちゃん!」
star - meicarとstill kingの皆が部屋に来た。
僕は出していた手を引っ込めた。
「み……ん、な……。なんで……。」
波瑠ちゃんもすごく驚いたのか、ずっと流れていた涙は止まっていた。
「泣かないでよ~……うぅ……ぐすっ……波瑠ちゃぁ~……ん……!」
「こ、浩輝くん……浩輝くんまで泣かないで?」
「波瑠先輩、泣かないでください!!」
「……柊くん……ありがと……!」
なんか波瑠ちゃん、皆に愛されてるなぁ。
……ちょっと妬いちゃう。ちょっとどころじゃないけど。