青空ライン~君が居た青春~
波瑠ちゃんは走っていくholy wayのメンバーの後ろについていった。
……なんかいいなぁ、ああいう絆って。
やっぱり憧れちゃうな、holy wayは……。
メンバーの仲の良さ。
ダンスの技術。
一人一人の個性を生かす個人の仕事。
誰もが憧れる歌の上手さ。
アイドルなら、誰もが憧れるアイドルユニットがholy wayだ……。
やっぱり波瑠ちゃん……holy wayが大好きなんだな。
ずっと一緒だったって前、波瑠ちゃんが言ってたっけ。
僕もそんなユニットにしていきたいな、star - meicarの皆で……。
「holy wayみたいなユニットにしようね。」
僕は隣にいた琉生くんにこそっと言った。
そうすると琉生くんはニコッと笑って
「もちろん!トップ目指そうな。」
と、言ってくれたんだ。
そして、ふと浩輝くんと祥也くんを見ると、話を聞いていたようで、笑顔で頷いてくれた。
……四人とも、同じ気持ちだったのか。
僕は嬉しくて、頑張ろうと思った。