青空ライン~君が居た青春~
「ヤバイ事を聞いちゃったわ……。」
ヤバイ……事?
ゆーちゃんは、荒い息づかいをもとに戻すように大きく深呼吸をする。
「波瑠ちゃんが……ひとつのユニットの専属プロデューサーになるらしいわ……。」
……はぁ?!
波瑠は……今、still kingとstar - meicarの専属プロデューサーだろ……?
なのになんでひとつに絞る理由があるんだよ……。
「それ……どういう……。」
「藤條学院長が……波瑠ちゃんに言ったのよ、フェスが終わったらひとつのユニットのプロデューサーになれって。」
意味……わかんねぇ……。
波瑠にそんな究極の選択なんて、選べるわけねぇのに……っ!
「波瑠がなんでひとつのユニットのプロデューサーにならなきゃいけねぇんだよ?!」