青空ライン~君が居た青春~


「ただ波瑠は今きっと、自分を責めてるから……俺達で何かしてあげなきゃねぇ……。」


「そうね……。とりあえず、star - meicarの皆にも言ってみて?この状況、still kingだけが知ってても意味はないから……。」


「……っわかった……。」


そうしてちょうどホームルーム開始のチャイムが鳴った。
俺達は無言で自分達の席に戻った。 

"波瑠は自分のことを責めてる"……こんなこと、波瑠が悪いわけじゃねぇのに……。

俺は……俺達は……どうしたらいいんだっ……!

俺達は波瑠になにができる?

波瑠が笑ってくれるためにはなにをしたらいい?

俺は一人、きれいな青空を見上げながら波瑠のことばかり考えていた。

……あいつらに、言わねぇと。




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