青空ライン~君が居た青春~
  
辺りを見回すと、珍しいことにnightduckは全員揃っていた。


「波瑠ちゃん、これがフェスの会計の集計だよ♪」


「あ、はい、ありがとうございます。」


私はフェスの会計の集計が書かれたすこし厚い冊子を湊先輩から受け取って、さーっと確認すると判子を押した。

そして、湊先輩に冊子をわたした。

 
「……あ、お前、A組のプロデューサーだろ!」


……え?!
大きな声でいきなり私に喋りかけてきた隆くん。
私はあまりにビックリしてちょっとだけ固まってしまった。


「隆、あまり波瑠ちゃんのまえで大きな声を出すんじゃない。波瑠ちゃんが驚くであろう?」


と言って私の方へとてもカッコイイ笑顔を向ける瞬先輩。
私はどう返していいのかわからず、苦笑いで返してしまった。



< 293 / 701 >

この作品をシェア

pagetop