青空ライン~君が居た青春~
私は冊子を受け取って、これでもかというくらいの早さで曲目を確認すると、判子を力強く押して湊先輩に渡した。
「全部オッケーです!……じゃあ、明日頑張ってくださいねー♪」
「助かったぞ……♪」
「波瑠ちゃん、ありがとうー♪」
「ありがとな。」
「ありがとうございましたー。」
「いえいえー♪」
私はぺこっと頭を下げて、扉をゆっくり閉めた。
……今何時だっけ?
私は不意にそんなことが気になって、腕時計を見ると夕方の6時を指していた。
もう確認終わったし、今日ははやくご飯食べてお風呂入って寝よっかな♪
私は家に帰るために、1年A組の教室へ鞄を取りに行くことに決めた。