青空ライン~君が居た青春~


「波瑠ちゃん、実は自分の誕生日、忘れてたんじゃない♪」


近くにいたゆーちゃんが私に聞いてきた。
……その通りなんだよねー。ほんと。


「あー……うん、忘れてた。」


「やっぱり♪波瑠ちゃんなら忘れてると思ってたわ~、あたしたちがこういうことしなきゃ、帰って寝たでしょ?」


「ゆーちゃん、全部当たりー♪」


まさかゆーちゃんは私の行動を読み取っている?!
……なーんて。


「波瑠にゃーん!主役はこっちこっちー!」


「うぉっ?!」


私は無理やり浩輝くんに主役席?に座らされてオレンジジュースが入ったグラスを持たされた。

……これ、どーゆー状況?


「それではー!優斗くんより、神里波瑠誕生日会及び感謝会を開催宣言してもらいまーす!」


誕生日会及び感謝会って……。
……いや、嬉しいんだけどね?!
感謝会ってどうなのよ。



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