青空ライン~君が居た青春~
そんな心配をよそに、ゆーちゃんは私に高そうな箱に入っているものを渡した。
私は手が震えながらも受けとる。
「とりあえず開けてみなさいよっ♪」
「う、うん。」
私は開けることを後ろめたいと思うも、ゆーちゃんがせっかくプレゼントしてくれたんだから、と思って開けてみる。
……っ可愛い……!
高そうな箱に入っていたのは、少しだけ小さな白いくて、年中使えそうなリボンがあしらったデザインが特徴的なバッグだった。
「すっごく可愛い……!ありがとう、ゆーちゃん!」
「気に入ってもらえてよかったわ~♪」
ふふふ、と言って笑うゆーちゃんはとても可愛らしかった。
……勿論ゆーちゃんは可愛い男の子、というよりはカッコイイ男の子の分類に入るんだけど。
絶対高そうだけど、値段なんて聞いちゃ、逆に失礼だよね……。
私はそう思い、ありがたく使わせていただくことに決めた。