青空ライン~君が居た青春~
「そこまでは言えないけど。……でも、優くん達がその決断をしても、俺達には波瑠じゃないと駄目だから。カッコ悪いけど、波瑠には俺達を選んでほしいんだ。」
……?
私にはりょーちゃんが言っている意味がわからなくて。
「りょーちゃん……?何を選ぶの?」
「…………いや、こっちの話。」
そう言ってりょーちゃんは少し寂しそうな笑顔を見せて「優くんにバトンタッチしてくる」って言って、私の額に軽くキスをする。
……りょーちゃんってば……/////
そう思いながら幸せな気分に浸っていたけれど、やっぱりりょーちゃんがさっき見せた寂しそうな笑顔は引っ掛かる。
なんであんなに寂しそうな笑顔をみせたの……?
私にはただただ疑問が募るばかりだった。