青空ライン~君が居た青春~
「優斗くん……ごめんね……。」
私はとにかく優斗くんに、謝りたかった。
「謝らないでよ、波瑠ちゃん……。仕方がないよ、この事は……。」
そう言った優斗くんの顔は、今にも崩れそうで。
こんな顔をさせてしまっているのは、自分自身なんだと思うと、もっと涙が止まらなくなる。
「……優斗くん……。……私は明日付けで、star - meicarのプロデューサーを降りることを約束します。」
私は泣きじゃくりながら、優斗くんから渡された紙切れ……"ユニット退出届け"にサインした。
「明日っ、頑張ろうねっ……応援してるっ……!」
「波瑠ちゃん……。」
「こんなこと言っていいのかわかんないけどっ……!でもっ!明日までっ、私はプロデューサーだからっ……!!」