青空ライン~君が居た青春~
「それ、波瑠にゃんが一番最初に差し入れをしてくれた時のドリンク……!!」
浩輝くんはドリンクをみて、目を輝かせていた。
他のメンバーも、懐かしむような笑顔で。
……!
浩輝くん、覚えてくれてたんだ……。
私はそんな些細なことかもしれないことで涙が出そうになる。
「残念ながらholy way特製じゃないんだけどね。やっぱりこれはいるかなーって思って。」
私は涙が出そうになる目をぐっと堪えながら、普段通りを装う。
「波瑠ちゃん、差し入れありがとう!」
「ありがと、波瑠にゃん!」
「いい休憩になった。」
「ありがとな。」
「あは、よろこんで貰えてよかった。」