青空ライン~君が居た青春~
「きっと、もうこうやって話すことはほとんど無くなるんだろうな……。」
琉生くんはそう言って目線を下に落とす。
「同じクラスなのに、……」
そこまで言った浩輝くんは、その先を言いたくないからなのか、言えないのか、俯いてしまった。
きっと、皆は同じ気持ちなんだ。
波瑠ちゃんが自分達のプロデューサーじゃ無くなること、それが誰よりも不安だってこと……。
「もっと、波瑠ちゃんのプロデュース受けたかった……っ、波瑠ちゃんのレッスンだって受けたかった……っ、もっとstar - meicarとプロデューサーという関係で、いろんな思いでを作りたかったよ……っ。」
僕はいろんな気持ちが込み上げてきて、いつのまにか、無意識にそんなことを言って泣いていた。
「優斗、」
そう言って琉生くんは優しく「俺もだよ……。」と言った。
そう言った琉生くんの顔を見ると、涙で溢れていて。